人生を賭けた挑戦

車から店舗へ…店舗からまちへ

滋賀県にて車の古着屋をしてきた

Cafe&Clothing1610 イチロクドウ
ちょうど3周年の5月4日(日)
実店舗をつくります。

車でやりだした理由は
まずお金がなかったから。
色んな地域の人に出逢いたかったから。
そしてより多くの人にイチロクドウの洋服を知ってもらうためです。

僕の夢は死ぬまでに
「滋賀県って関西でもちょっとオシャレな県よな?」
って他府県の人に認識してもらえるようにすること

現状は中々パッとしない印象を持たれているのも
事実だと思いますし、
周りを見ても皆んな同じような服装に、
見慣れたチェーン店

もっと個性ある面白い人を増やすために
僕にできることは1人でも多くの人に
洋服やライフスタイルをちょっと格好よくするお手伝いです。

僕はまず車での営業を通して滋賀県色んなところを回りました。

すると普通の古着屋では経験できない

素晴らしい経験をすることができました。

飲食店や美容院に雑貨屋さん、音楽関係者、カメラマン、デザイナー、アクセサリー作家、もう本当にこんな人までいるのかってくらいの個性的な人達に出逢い、

人と人との繋がりを通して今まで見えなかったもの

感じたことがないものを感じました。

僕が生きてきた中でも一番濃い3年間でした。
充実した素敵な日々に感謝してます!

けど車でやれる範囲も

限界があることに気づきました。

もっと自分の夢に近づくために

どうしても拠点が必要だと強く感じました。

2022年の5月から営業を開始し、
滋賀のみならず京都、大阪、三重、和歌山、奈良、愛知、福井、岐阜、東京
イチロクドウと共に色んなところで僕の選んだ古着を
見てもらえて選んでいただけたことがとにかく嬉しかったです。

実はイチロクドウカーは2台目
1台目はさぁ始めるぞと納車して2ヶ月で雨の山道でスリップしてガードレールにぶつかり、廃車になりました。
流石に目の前が真っ暗になりましたが、
何とかお金を工面して自分の信じた道を突き進むべく
2台目を購入、DIYして2年半。
走行距離は20万を超えましたが元気にまだまだ走ってくれます。
毎日、振り落とされないようにハンドル握ってます。

青空の下、コーヒーを飲みながら好きな服について
あーでもないこーでもない。
こっちの方が良いんちゃう?こんなん入荷したで!
各地のお客さんと話しながら営業する
車の古着屋はこれ以上なく楽しかったです。

誰かの場所を借りてしか営業はできないスタイル
周りの人みんなに感謝しながら
日々営業できることをありがたく思っていました。

その中で車で古着を売るということの大変さや難しさも同時に実感しました。

真夏の太陽が照りつける中での営業

雨の中テントを張って洋服を守りながらの営業

真冬の吹雪の中の営業では心が折れそうになることもありましたし、帰りの車で震えながら泣く経験もしました。

しかし、その中でも来店いただけるお客様もいてくださり、数ある古着屋さんの中から過酷な状況の中でも洋服を楽しんでくださるお客様を見て

自分だけではなくこうして来てくださるお客様のためにもゆっくりと洋服を見ていただく環境は絶対に必要だと強く感じました。

雨でも雪でも当店の洋服を楽しみにしてくださる方のために。

イマよりもっと

過ごしやすく笑顔の絶えないお店を作るために。

"Cafe&Clothing1610 HOME"を

つくることを決めました。

お店の名前は
"Cafe&Clothing1610 HOME"
車で出動したイチロクドウカーが帰ってくる場所
皆んなが帰って来れる場所HOME

元々1610 イチロクドウは
八日市にあった僕の祖母のハンコ屋さん
辻川一六堂から受け継いだモノ

祖母が亡くなりお店も無くなってしまったんですが、
母親に頼み屋号を継がせてもらいました。

辻川一六堂は家族同然の皆んなが楽しく働いており
お客さんも従業員もフラットに集う場所。
アットホームなんて言葉より
もっとホームな昔のお店屋さん
あの感じに憧れたんだと思います。

皆んながただいまと言って帰って来れる場所を目指し
Cafe&Clothing1610HOME と名付けました。

いつ来ても楽しんでもらえるよう
商品は本気で厳選した海外の古着と
オリジナルブレンドのコーヒーを飲みながら
ゆっくり見てもらえるようにつくります。

レア物だから良いってんじゃあなく
ファッションとして楽しめる本当に格好良い古着を集めます。

場所は滋賀県近江八幡市武佐町
近江鉄道武佐駅から徒歩約5分

旧中山道沿いにある

元は歯医者の受付と待合室だった場所を

古着屋兼カフェに変身させます。

この歯医者は実は僕が実際に幼少期からずっと通っていた思い出のある歯医者さん。

実際に待合室にある子供コーナーで当時ケーブルテレビのアニメを観て遊びながら待っていたところが
これからの僕等の拠点になります。

やっぱり縁が縁を呼び、繋がっていくのだなあと
不思議な感覚でしたが数年ぶりに中を見たとき
ここしかないと直ぐに心に決めていました。

しかし、歯医者さんの受付に待合室
古着屋をやるにもカフェをやるにも揃っていないモノが多く、設備や環境を整えるのにかなりのお金が必要です。

他の普通のテナントならすんなりいくでしょうが、
でも僕はこの巡り合ったこの縁を信じてこの場所で新たなスタートを切りたいです。

ここからまた新しい素敵なご縁が生まれますように。

皆様どうかご支援のほど宜しくお願いいたします。

リターン品